0628.

 

中学時代の同級生から連絡が来た。

 

内容は成人式のあと同窓会やるけど来る?

 

答えは一択しかない、はずだったのだ。

 

少なくとも軽々しく「行く」とは言えないのだ。

 

 

 

 

なぜなら自分は中学時代、友達が同じクラスにいなかったのだ。人間関係の構築が素晴らしいくらいに下手くそなのである。

 

 

 

自慢にもならないが、中学時代いじめを受けていた。3年間。

 

小学生の頃もあったがまたそれは別の機会に話すとしよう。

 

 

1年の頃はわかっていなかった。馬鹿だから。

でも男子が自分の悪口を言っていたというのは遠回しに聞いていた。

 

そりゃ可愛くもなければ当時の自分なんて縮毛強制もかけてないから癖がすごいのなんの。

 

なのに周りには可愛い女の子がいて。

妬みを買ったんだろう、きっと。

 

代弁するならば、

 

『お前みたいなブスが可愛い子とつるんでんじゃねえぞ』とか『調子こいてんじゃねえぞ』

 

なんだろうきっと。考えすぎたもしれないが。

 

だがしかし、校則は守っていた。

成績は中の下ってところ。

 

DQNみたいな奴からすれば最適な遊び道具だっただろう。

 

自分の周りの人たちが何故か言い掛かりをつけられて傷つけられてて怖かった。偶然にしては出来すぎているのだ。幸いにも暴力はなかったが、言葉では色々言われた。

 

当時の養護の先生は話を聞いてくれなかった。

 

誰も聞く耳を持たなかった。怖かった。

 

 

そんなこんなで進級した。

1年の頃は男のDQNが多かった。そこで学んだことは『男は容易に信じてはならない』『男は怖い』ということだ。

 

だから2年では平和に暮らしたかった。

だがそれも叶わなかった。

 

まただ。

しかも5対1じゃかなわない。

 

女子というのもなかなか怖かった。

極めて陰湿で。家に帰って声を殺して泣いた日もあった。そしたら母親が出てきた。事情を説明しろといわれたので『学校には絶対に言わないでくれ』と念を押した。そして説明した。

 

翌日、たった3時間の授業だったがSHRが地獄だった。どうやら僕の知らないところで母親が学校に連絡していたらしい。最悪だ。

 

『弱虫』『泣けばいいと思ってるんだろ』

『チクリマン』散々言われた。

 

僕だって泣きたくて泣いたわけじゃない。

泣けば許されるなんて思ってない。

 

 

僕は呼び出しを食らった。

母親が通報した後、先生方は必死でゴミを漁って探したそうなのだ。可哀想に。僕なんかの為にそんなことしなくていいのに。家庭を持っている先生ばかりだったからその家族がもっと可哀想だ。先生方はその手紙を読んだらしい。(僕は怪しいと思って読まずに捨てた。ウザいという文字と友達だったはずの女の子の名前が記載されていたのだけ見えてしまったが。)

 

 

聞いたが、理由はこうだった。

 

『自分がウザい』

『僕のせいで友達と会話ができない』

 

 

ショックだった。

謝ってくれた子も居たが誰も信用できなくなった。まさか5の中に仲の良いと思ってた友達がいるなんて思わなかった。

 

僕はただ平和に暮らしたかっただけなのだ。

でも、僕という存在がいるからダメなんだと思った。

男がダメになった自分に追い打ちをかけられた様で女も怖いということを嫌という程知らしめられた。

 

ここでまた僕は学習した。

『僕がウザいなら』会話しなければいいんだ。

 

誰とも会話しなければ、傷つかないで済むと思った。

 

3年に進級し、クラスが変わって、

1年の頃のDQNと同じクラスになってしまった

 

最悪である。

 

もちろん顔見知りはいたものの仲良い人はいなかった。

 

同じクラスに保育園からの知り合いはいたが、そいつは男だった。しかもチャラい奴と一緒にいたから何にも話せなかった。

 

昔はよく話せてたはずなのに。

 

恐怖の毎日で、人間不信になった僕は

授業に出ないという選択肢をとった。

 

逃げるように保健室へ行くたび

 

『サボりだろ』

『サボるくらいなら来なくていいよ』

 

そう言ったのはクラスメイトだった。

 

僕もそう思ってた。行きたくなかった。

部活だけでられればよかった。だってそこにしか生き場所がなかった。

 

保健室に行って、変わった養護の先生に出会い、話をした。心に傷が付いていると言われた。

 

だろうなと思った。

だって死にたくて死にたくてたまらなかった。

逃げようにも逃げ場もなくて崖っぷちだった。

 

家には未だに居場所がない。

 

そして今だにこびりついている

 

『泣けばなんでも許されると思ってるんだろ』

 

という言葉。

 

何度も言うが僕だって好きで泣いてるわけじゃない。感情のコントロールが上手くできないのだ。呼吸をするだけで精一杯だったのだ。

 

泣きながら薬を飲んで過呼吸になった時もあった。残念ながら大人の前ではみんないいこぶるものなのだ。だからわからない。

 

なぜ僕が授業を受け(られ)ないのか

なぜ僕が泣いているのか

 

そもそも中学3年生で精神安定剤を使うことは当たり前なのか?大人にとっては。

 

 

中学時代の話はこれで終わりにする。

 

だがしかし、成人式はやはり怖い。

人も大勢いるだろう。

 

というか、夏には僕は上京する予定なのだから

不参加と言いたい。怖くて怖くて怖くて仕方ないからまた嫌がらせを受けるのではないかと心配だから。

 

 

でもそう言えないのは

怖くて怖くてたまらなかった男のなかでも優しいほうだったあの人が先に逝ってしまったことが心のどっかで引っかかってんのかな、

 

 

どうしよう。